ブータン探鳥記

ブータン探鳥と探蝶の旅 1 


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ティンプー近郊で見かけたカザノワシ© 2011 Koji TAGI
ブータンの渡航も今回で3回目。今回は仕事の方が忙しく、週末にも仕事がかかっていたが、2回ある週末をただThimphuでぼーっと過ごすのはもったいない。渡航前に産休中のRSPNのカウンターパートに連絡を取って相談したら、快く野鳥のツアーガイドを紹介してくれた。8月20−21日の二日間だけだが、仕事の気分転換と言い訳をして、バードウォッチングを楽しもう。
 
 8月のブータンは予想以上に雨が多い。雨の比較的少ないThimphuですら、毎日のように雨が降る。19日、プロジェクトを実施しているPhobjikhaからの帰路、土砂崩れで1回、交通事故で1回、計2回道路封鎖に遭い、5時間の道が倍もかかってしまい、休みを前にして、すっかりへとへとになってしまった。とはいえ、頼んだものを断るわけにいかず、くたくたのまま、20日の朝を迎えた。
 
 8月20日 Thimphu - Dochu La - Wandue Phodorang - Punakha
 
 集合時間は7時。のんびり朝飯を食べていたら、えらくなれなれしく話しかけてきたお兄ちゃんが一人。この緊張感のないおっさんがガイドか、またしても外れかと思ったら、ドライバー君だった。ガイドとは駐車場で待ち合わせ。小柄な初老と思しき男性が赤い帽子をかぶって登場。赤く日に焼けた顔に、鋭い眼光。今回のガイドのTshering Puntsho(以下、Tshering)の第一印象ははきはきした話し方で悪くない。Phobjikhaの事業のカウンターパート曰く、PunakhaのWhite-bellied Heron(シロハラサギ)のプロジェクトにも関わっているそうで、単なるガイドとしてだけでなく、人柄もしっかりした人のようだ。

 空は前日までの雨空が嘘のように晴れ上がり、なんとも幸先が良い。Phobjikhaでダニと寒さに悩まされた4日間だったが、週末らしい楽しい時間が過ごせそうだ。

 Tsheringから、今日の予定として、Dochu-Laを少し超えたところで道路沿いを少し歩き、その後、5-6kmトレイルを歩いてから昼食、午後は時々Wandue Phodorangまでの道路沿いで鳥を探しつつ、夕方にPunakhaでWhite-bellied HeronとIbisbillを探すのが今日の予定で、明日はTashithangに行くと説明があった。どうやらこれまでの二人のガイドと比べるとよほどちゃんとしているようだ。
 Tsheringはボイスレコーダーにレーザーポインターを用意している上、ライカの双眼鏡を持っており、バードウォッチング歴も長そうなので尋ねてみると、約10年くらい見ているとのこと。話をしていると、バードウォッチャーが見たい鳥をよく知っており、なかなか心強い。今回はWard's Trogon(ビルマキヌバネドリ), Slender-billed Scimitar-Babbler(ハシナガチメドリ), Rufous-bellied Niltava(コチャバラオオルリ)を見たいと告げると、「頑張って探してみよう」との返事。
 
 約1時間ほどでDochu-Laに到着。Dochu-Laからは、これまでいつも霧で見えなかったマサガンなど7,000m級の高峰が雲の合間からくっきりと見えた。白く険しい峰々は神々しささえ感じられた。

 日曜日だからか、車の交通量は少なく、Dochu-Laで少し探鳥を行う。Green-tailed Sunbird(ミドリオタイヨウチョウ)が地表近くで昆虫を探している。早朝だからか、動きが鈍い。


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